不正咬合の身体的影響
不正咬合(ふせいこうごう)は、個人差がありますが、一般的に以下のような身体的影響を及ぼすことがあります。
- 咀嚼障害(噛むことに支障が出る)
- 嚥下障害(飲み込むことが困難になる)
- 発音障害
- 顎の成長障害、顔の変形
- 口腔内のトラブル(虫歯、歯肉炎など)
例えば、出っ歯の場合、前に出た歯が唇を閉じにくくし、口の中が乾燥しやすくなるため、歯周病や虫歯のリスクが高まります。受け口の場合、「サ行」や「タ行」の発音が難しくなる発音障害や、顎の成長障害により、顔の形が変わることがあります。開咬の場合、「サ行」「タ行」「ラ行」の発音がしにくくなり、特に英語の発音では大きな障害となることがあります。
また、不正咬合があると噛み合わせのズレが生じるため、顎関節症や頭痛、肩こり、腰痛、消化不良など、全身にわたる不調を引き起こす可能性があります。