医療法人社団樹伸会

大宮いしはた歯科

まずは患者様のお悩みやご希望を詳しくお伺いいたします。
また、「歯が痛い」「出血している」「歯茎が腫れている」といった症状があれば、症状を緩和するための応急処置を行います。

当院では、主訴の部分だけでなく、口腔全体（全体を一つの単位として）の診療を行っています。特に「お口全体の精密な検査・治療」と「しっかりとした初期治療」の重要性を強調しています。
「気になる箇所だけを治す」ことが治療ではありません。痛い所だけを手っ取り早く治すのは、一見良いように思えますが、本格的な治療に入る前に、歯石除去や正しいブラッシングなどの初期治療が非常に重要です。
これは、治療後も口内環境が悪いままだと虫歯が再発しやすく（ロストスパイラル）、結果的に歯の寿命を縮め、時間と費用の無駄になってしまうからです。これでは患者様にとって不利益でしかありません。
生涯にわたり、自分の歯で美味しく食事をし、楽しく生活していただくために、レントゲン撮影を行い、見えない問題をしっかりと診断します。

また、歯型を採取して上下の咬み合わせや歯並びに問題がないかもチェックします。診断結果はカウンセリング時に詳しくご説明いたしますので、ご不明点があれば何でもお尋ねください。

当院で行う精密検査は以下のとおりです
1.パノラマＸ線検査、デンタルＸ線検査
2.歯周病の検査
3.歯の動揺度の検査

さらに、口腔内の状況に応じて次の検査も行います
4.口腔内写真＆顔貌写真
5.顎模型検査
6.フェイスボートランスファー
7.フルマウスレントゲン14枚法を精密検査として行わせていただきます。
病気の再発を防ぎ、適切な治療をスムーズに進めるためには、患者様のご理解とご協力が不可欠です。
患者様が不安を感じることなく治療を受けられるよう、しっかりと対話を重ね、納得して治療に臨んでいただくことが「最善の治療」につながると考えています。

ブラッシング指導、機械による歯の清掃、徹底した歯石除去、そして食生活の改善が再発防止に効果的です。口腔管理の専門家である歯科衛生士が、責任を持って患者様一人ひとりに適したケアを行います。

長期的に安定した口腔内環境を保つためには、高品質な材料を用いた精密な治療が不可欠であり、噛み合わせの細部にも細心の注意を払うことが重要です。唾液検査で虫歯リスクが高いと判定された方や、40歳以上で神経を取った歯が4本以上ある方は、虫歯の再発リスクが非常に高いです。詰め物や被せ物を選ぶ際は、セラミックや金歯を使用することをお勧めします。これにより、歯医者に通う回数を減らし、抜歯や歯を削るリスクを大幅に軽減することができます。

日本では予防歯科診療の受診率が約5％に留まっていますが、北欧では80～90％に達しています。メンテナンスを受けることで、虫歯や歯周病を早期に発見し、早めに治療が開始できます。これにより、患者様が痛みを感じることなく、短期間で費用も最小限に抑えつつ、良好な口腔内状態を保つことができます。
定期的にメンテナンスを受ける方と比べて、痛みや詰め物が外れた時だけ歯医者に通う方は、生涯の歯の本数が少なくなることが示されています。歯医者を問題がないことを確認するための場所として利用する習慣を身につけてください。治療後も健康な口腔内環境を維持するために、定期検診を受けることと、ご自宅での毎日のブラッシングをしっかり行うことが大切です。