矯正治療を始めると、多くの患者様は歯磨きがしづらくなり、虫歯になるのではないかと心配されます。特に、歯がしみるようになると、「虫歯になってしまったのではないか」と感じる方も多いようです。しかし、歯がしみる原因のほとんどは、実は虫歯ではなく「知覚過敏」です。
「知覚過敏」という言葉は、昨今ではかなり有名な言葉になり、患者様の間でもよく使われるようになりました。この知覚過敏は、矯正治療に関係なく、歯ぐきが下がって歯の根の部分が露出すると起こるもので、多くの人が経験している症状です。
矯正治療を始めると、多くの患者様は歯磨きがしづらくなり、虫歯になるのではないかと心配されます。特に、歯がしみるようになると、「虫歯になってしまったのではないか」と感じる方も多いようです。しかし、歯がしみる原因のほとんどは、実は虫歯ではなく「知覚過敏」です。
「知覚過敏」という言葉は、昨今ではかなり有名な言葉になり、患者様の間でもよく使われるようになりました。この知覚過敏は、矯正治療に関係なく、歯ぐきが下がって歯の根の部分が露出すると起こるもので、多くの人が経験している症状です。
では、なぜ矯正治療を始めると知覚過敏を感じる方が増えるのでしょうか?知覚過敏になりやすいのは、噛み合わせが悪く、特定の歯に過剰な力がかかることで歯ぐきが下がったり、歯の根が削れたりする方や、歯周病で歯ぐきが下がる方です。矯正治療を受ける方は、もともと噛み合わせに問題があるため、歯の根元が露出していることが多く、さらに矯正中は歯を動かすために歯周病に似た状態になることから、治療中に知覚過敏を感じやすくなります。
しかし、これは虫歯ではありませんので、知覚過敏の治療と同様にフッ素ジェルを使用すれば、ほとんどの場合、1週間程度で症状は改善します。したがって、矯正治療中に歯がしみる場合は、ほとんどが知覚過敏によるもので、虫歯と心配する必要はありません。
レントゲン検査で虫歯が見つからず、噛み合わせにも問題がない場合は知覚過敏の可能性が高いので、しばらく様子を見るようお伝えします。
ただし、注意が必要なのは、この状態が悪化して歯の神経が失活(壊死)し、神経の治療が必要になることがまれにですがございます。