昔は歯並びがきれいだったのに、最近少し乱れてきたと感じる方は多くいらっしゃいます。体が年齢と共に変わるように、歯も少しずつ位置が変わっていくものです。
よく考えると、歯だけが変わらず同じ場所にあり続けるほうが不自然かもしれませんよね?そして、歯周病や噛み合わせの問題、普段の癖が加わると、歯の位置の変化はさらに大きくなります。
昔は歯並びがきれいだったのに、最近少し乱れてきたと感じる方は多くいらっしゃいます。体が年齢と共に変わるように、歯も少しずつ位置が変わっていくものです。
よく考えると、歯だけが変わらず同じ場所にあり続けるほうが不自然かもしれませんよね?そして、歯周病や噛み合わせの問題、普段の癖が加わると、歯の位置の変化はさらに大きくなります。
では、乳歯から永久歯にかけての成長の流れを簡単に説明しましょう。
人の歯はまずあごの骨の中で乳歯が育ち、生後半年ほどで生え始めます。永久歯はだいたい6歳頃から生え始め、12~13歳頃にはほぼ揃います。その後も思春期を経て、あごの骨が成長するにしたがって歯の位置は少しずつ変化し続けます。
20歳ごろに成長が一段落しますが、大人になっても歯並びは少しずつ前に移動する傾向があり、これは「生理的な歯の移動」と呼ばれます。歯は一生の間に、奥歯1本分ほどの幅だけ前方に移動するとも言われています。
こうした歯の位置の変化は、噛んだり、飲み込んだり、話したりする日常の動きや、加齢にともなう変化によって自然に起こるものです。
このように歯の位置は年齢とともに変わっていくため、昔の歯並びが良かったといっても、それを永遠に保つのは難しいことです。もしも歯並びをきれいに保ちたいなら、矯正治療やかぶせ物で整える方法が必要になります。
人の体は年齢とともに変化していくもので、歯ぐきも少しずつ下がり、特に歯と歯の間に隙間ができやすくなります。これは自然なことなので心配しすぎないでくださいね。
もちろん、適切な歯磨きはとても大切です。プラークを取り除かないと歯周病が進行してしまいます。当院では歯磨きの方法についても丁寧にお教えしますので、ぜひご相談くださいね。