TCH(歯列接触癖)の治療について

TCH(歯列接触癖)の治療について

理事長 石幡 一樹
KAZUKI.ISHIHATA

上下の奥歯が一日にどれくらいの時間触れ合っているかご存じでしょうか?昔の研究では、正常な時間は約20分と言われています。

現代の生活では、下を向いて集中することが多く、ストレスや緊張、寒さ、重いものを持つときに上下の奥歯を合わせやすいことが分かっています。

私は職業柄、電車の中でスマートフォンを見ている人を見ると、「きっと奥歯が当たっているんだろうな」と思ってしまいます。

上下の奥歯が20分以上、または常に当たっているとどうなるのでしょうか。咀嚼筋群、具体的には上下の奥歯の外側にある咬筋とこめかみの側頭筋が常に働き続けることが問題です。

強い力で瞬間的に噛み締めることが悪いイメージを持たれがちですが、これは長時間行うことができません。逆に、唇を閉じたときに奥歯を当てることは1日に約2時間半続けることができるというデータがあります。

例えば、寝ているときに奥歯が弱い力で触れ続けていると、朝起きた時に頬のあたりに痛みを感じることがあります。これが顎関節症の原因の一つにもなり得ます。

これらの症状は日中にも現れることがあり、朝は平気でも夕方になると痛みを感じたり、緊張型頭痛や疲労感を感じることがあります。当院にもそのような患者様が多く、同じような癖が見られます。

また、頬の筋肉に痛みはないけれど、歯が当たるだけで痛い、歯が浮いたように感じる、歯の違和感を訴える患者さんもいらっしゃいます。当院では、歯を削るのではなく、特別なマウスピースを使用して歯が当たらないようにする治療を行っています。

さらに、息をふーっと吹くと奥歯が離れると思います。この動作を10分から20分おきに意識的に行うことで、当院ではTCH(歯列接触癖)の治療を日常生活の中で改善することを勧めています。

顎関節症のお悩みはお気軽に、医療法人社団 樹伸会 大宮いしはた歯科にご相談ください。

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