なぜ歯科初診でレントゲン?撮らないリスクと費用を解説

なぜ歯科初診でレントゲン?撮らないリスクと費用を解説

なぜ歯科初診でレントゲン?撮らないリスクと費用を解説

こんにちは。歯科医院を受診された際、受付や診療室で「まずはレントゲンを撮りましょう」と言われ、「今日は痛いところだけ見てほしいのに」「なぜ毎回撮る必要があるの?」と疑問や不安を感じたことはありませんか?

大切なお金と時間を使う以上、納得して検査を受けたいと思うのは当然のことです。しかし、私たち歯科医師が初診時にレントゲン撮影をお願いするのには、あなたの「大切な歯を守り、生涯の治療費を抑える」ための極めて重要な理由があります。

今回は、歯科医師の視点から、歯科におけるレントゲン撮影の必要性と、もし撮影しなかった場合に起こりうる怖いデメリット、そして保険診療のルールについて、包み隠さずお話しします。

見えているのは「氷山の一角」です

お口の中を鏡で見たとき、私たちに見えているのは歯の頭の部分だけです。しかし、実際の歯はその下に長い「根」があり、さらにそれを支える「顎の骨」の中にしっかりと埋まっています。

目で見える部分は、歯全体のわずか3分の1程度に過ぎません。残りの3分の2、つまり「歯の根っこ」や「骨の状態」は、肉眼では決して確認することができないのです。

レントゲンを撮らずに治療を始めることは、例えるなら「エンジンの状態を確認せずに、車の外装だけを見て修理を始める」ようなものです。一見きれいに直ったように見えても、内部の故障を見逃していれば、いずれ大きな事故(激痛や抜歯)に繋がってしまいます。

レントゲンでしか分からない「隠れた患部」の状態

レントゲンを撮影することで、具体的に以下のような「肉眼では見えないリスク」を発見することができます。

・歯と歯の間の虫歯
隣り合う歯の隙間にできる虫歯は、表面が健全に見えても内部で大きく広がっていることがよくあります。これを見逃すと、気づいた時には神経まで進行しているケースが多々あります。

・歯の根っこの先の膿(根尖病変)
過去に神経を取った歯の根の先に、膿が溜まっていることがあります。これは痛みがないまま進行し、放置すると周囲の骨を溶かしてしまいます。

・歯周病による骨の吸収
歯周病は「骨の病気」です。歯茎の見た目が健康そうでも、レントゲンを撮ると骨がスカスカになっていることがあります。これを知らずに強い力をかける治療をすると、歯が折れてしまう原因になります。

・親知らずの状態
親知らずが横向きに埋まっている場合、隣の健康な歯を溶かしてしまうことがあります。これもレントゲンなしでは予測不可能です。

レントゲンを撮影しない場合の「3大デメリット」

もし、「どうしても撮りたくない」と拒否して治療を継続した場合、患者様には以下のような不利益が生じる可能性が非常に高くなります。

① 誤診と再発のリスク
原因を特定せずに「とりあえず」で処置をすると、痛みが引かなかったり、数ヶ月後に再発したりします。結果として、何度も通院することになり、治療費もかさんでしまいます。

② 抜歯の可能性が高まる
初期段階で見つかれば残せたはずの歯も、内部の進行を見逃すことで「手遅れ」になり、抜歯を選択せざるを得なくなることがあります。自分の歯を失う損失は、レントゲン費用とは比較にならないほど甚大です。

③ 危険な治療になる可能性がある
根っこの形や神経の位置を確認せずに削ったり抜いたりすることは、神経を傷つけるなどの医療事故のリスクを高めます。安全な医療を提供するためには、事前の「地図(レントゲン)」が不可欠なのです。

保険診療のルールと「診断」の義務

日本の保険診療制度において、適切な治療を行うためには「正しい診断」が義務付けられています。

厚生労働省が定めるルールでは、歯科医師は問診・視診だけでなく、必要に応じてレントゲンなどの検査を行い、その結果に基づいて診断を行うことが求められています。

つまり、レントゲンを撮らずに「なんとなく」で治療を行い、保険請求をすることは違反であり、適切な医療行為とは認められないケースとなります。
※保険診療の場合は決められたルールに基づいて申請を行うので患者さまの要望で「レントゲンは撮りたくない」と言う理由で要望を聞く場合は保険適用にならず全額自費治療になります。

「保険で正しく、安全な治療を受ける」ためには、客観的な証拠(エビデンス)となるレントゲン写真が必要不可欠であることをご理解ください。

気になる放射線量と安全性について

「放射線が心配」という方もいらっしゃいますが、歯科のデジタルレントゲンの被ばく量は驚くほど微量です。

・歯科用パノラマレントゲン1回の被ばく量:約0.01〜0.03ミリシーベルト

これは、東京とニューヨークを飛行機で往復する際に浴びる宇宙放射線(約0.1〜0.2ミリシーベルト)よりもずっと少ない量です。自然界で1年間に浴びる放射線量と比較しても、日常生活に影響が出るレベルでは全くありません。

さらに、撮影時には鉛入りの防護用エプロンを着用していただくため、マタニティー期間のお母さんにも腹部などへの影響はありません。

レントゲンは「あなたを守る投資」です

初診時のレントゲン撮影は、決して無駄な費用ではありません。

・正確な診断により、無駄な治療を省く
・隠れた病気を早期発見し、歯を長持ちさせる
・安全で確実な治療計画を立てる

これらはすべて、最終的にあなたの負担を減らすことに繋がります。

もし、どうしても撮影に抵抗がある場合は、遠慮なく担当医にご相談ください。「なぜ、今この部分の撮影が必要なのか」を改めて丁寧にご説明いたします。

私たちは、あなたの10年後、20年後の健康な笑顔を守るために、ベストな選択をご提案したいと考えています。安心してお任せください。

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