今回は、保険治療で使用されるパラジウム合金についてお話します。保険が適用される一方で、健康面を考慮すると、あまり望ましい修復材とは言えません。
パラジウムは保険治療に使われる金属の主要成分ですが、リンパ球幼若化テスト(LTT)という金属アレルギーを検査する方法では、50%以上の患者様に陽性反応が見られます。
今回は、保険治療で使用されるパラジウム合金についてお話します。保険が適用される一方で、健康面を考慮すると、あまり望ましい修復材とは言えません。
パラジウムは保険治療に使われる金属の主要成分ですが、リンパ球幼若化テスト(LTT)という金属アレルギーを検査する方法では、50%以上の患者様に陽性反応が見られます。
ドイツでは、保健省が歯科業界に対して以下のような勧告を行っています。
「幼児や妊婦には、銅を含むパラジウム合金や、水銀・銀アマルガム合金を使用しないでください」
現在、世界中でパラジウムフリーが一般的になりつつあります。特に医療先進国であるドイツでは、パラジウム合金が人体に悪影響を及ぼす可能性があることから、パラジウムフリーの使用が強く推奨されています。日本向けの歯科用金属にも「この金属にはパラジウムを含んでいません」と明記されているものが増えています。
保険適用の「金銀パラジウム合金」や水銀含有量が50%以上のアマルガムなどの金属を口から除去するだけで、症状が改善される患者様も多く見受けられます。
身体に合わない金属を取り除くことで、「金属アレルギー」「アトピー性皮膚炎」「肩こり」「腰痛」「偏頭痛」「鼻づまり」「股関節痛」など、多くの症状が改善されています。
通院しても改善しない症状の原因が金属にあることは少なくありません。原因がわからないままでは、原因不明の症状に悩み続ける可能性があります。
健康な人生を送りたいか、それとも原因不明の症状に悩まされる人生を選びたいか、どちらが良いでしょうか?
過去に虫歯治療を受けた方の多くは「アマルガム」や「金銀パラジウム合金」を口に入れていますが、これらの金属は人体に悪影響を与える可能性があります。
ご自身の口腔内の健康状態に不安がある方は、一度診察を受けることをおすすめします。
重金属を含む金銀パラジウム合金は、戦後から保険適用の金属として使用されてきました。経済的に安価であるため、日本の状況に適した金属とされましたが、現在も「金銀パラジウム合金」が主に使用されています。
「金銀パラジウム合金」には「金」「銀」「銅」「パラジウム」などが含まれており、これらの金属は口腔内で腐食し、長期的には体内に吸収されて悪影響を与えることがあります。
金銀パラジウム合金が金属アレルギーを引き起こす可能性もあります。歯の詰め物やかぶせ物、入れ歯には多くの金属が含まれており、歯科治療で使われている金属が人体に害を及ぼす可能性があることに注意が必要です。
残念ながら、保険適用の詰め物やかぶせ物には、金属アレルギーを引き起こしやすい「水銀」「コバルト」「パラジウム」などが含まれています。虫歯治療を受けたことのある方であれば、口の中にこれらの金属が入っている可能性があります。