根管治療後のコアは大事

根管治療後のコアは大事

神経の治療が終わった後に神経のない歯を補強するための「コア」についてご説明いたします。神経のない歯は、通常コア(土台)と差し歯(被せ物)の二重構造で治療します。

実は、上に被せる差し歯をセラミックにするかどうかよりも、歯を長持ちさせるためにはコアの素材が非常に重要です。患者さんの歯が歯茎より上にしっかり残っている場合、金属のコアでもほとんど問題はありませんが、最近ではレジン(プラスチック)の接着性が向上しているため、このようなケースでは金属よりもレジンを使って歯を補強することが多いです。

しかし、歯茎より上にほとんど歯が残っていない場合、コアの選択が非常に重要になります。このようなケースでは、残った歯の根が割れてしまうと抜歯が必要になるため、慎重な対応が求められます。しっかりしたコアがあれば、後から被せ物を交換することが可能です。

ただし、一度装着したコアを取り外すのは非常に難しく、無理に外そうとすると歯が割れて抜歯が必要になることもあります。そのため、「コアはやり直しが難しい治療」と考えた方が良いでしょう。(実際にはやり直すこともありますが、そのたびに歯を削ることになるため、治療回数はできるだけ少なくするのが理想です。)

コアには主に3種類あり、保険適用のものが1種類、保険が適用されないものが2種類あります。

コア|大宮駅から徒歩6分大宮いしはた歯科

【メタルコア】
保険適用のメタルコアには通常、銀合金が使われます。しかし、歯はわずかにしなるのに対し、金属は硬すぎるため、「くさび効果」で歯の根が割れてしまうことがあります。これにより抜歯が必要になることがあります。また、太く長いコアを入れると、再治療が必要な際にコアの除去が難しく、除去時に歯が割れて抜歯が必要になることもあります。前歯にオールセラミックを被せる際には、コアの金属が透けて見えるため色調の再現が難しいです。また、金属が溶け出すことでアレルギーが起こる可能性もあります。

【ファイバーコア】
ファイバーコアは、FRC(ガラス繊維強化樹脂)という支柱を用いて、レジンコアの強度を高めるために開発された土台です。金属とは異なり、しなやかさがあるため、歯が割れるリスクが低くなります。さらに、接着によって歯と一体化するため、審美的にも有利です。また、再治療が必要になった際のコアの除去も比較的容易で、金属アレルギーの心配もありません。

【ゴールドコア】
ゴールドコアは、金合金や白金加金などの貴金属で作られたコアです。保険適用のメタルコアに使われる銀合金と比較して、アレルギーのリスクや硬さの点で優れています。ゴールドは硬すぎないため、歯が割れる可能性が低く、ほとんどの症例に対応可能です。また、金属アレルギーのリスクもメタルコアに比べてかなり低いです。

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