患者さんからよく聞かれる言葉があります。
「銀歯のところは治したので、もう大丈夫です。」と。
これを聞くと、私は疑問に思ってしまいます。
理由を尋ねると、その患者さんは銀歯や金歯、プラスチック、セラミックなどで治療した歯は虫歯にならないと誤解していたようです。
口の中の歯は、一般的に1日に3回の食事で使用されます。
そのたびに60キロから100キロの力がかかり、毎日休むことなく働き続けます。
中には、歯ぎしりや食いしばりをする人もいます。
ざっくりと説明すると銀歯などの修復物は歯と接着剤で取り付けられていますが、口の中の過酷な環境では、銀歯の耐久年数は一般的に5年から7年です。
ある大学の研究によると、統計的にこのような結果が出ています。
誤解のないように言いますが、銀歯でも20年以上持つ人もいます。
しかし、金歯は20年以上問題ないのが普通です。
私は歯科医として、金歯の中が虫歯になっている人を見たことがありません。
もちろん、金歯を入れていても歯の根元が虫歯になることはあります。