顎関節症(がくかんせつしょう)
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当院では、顎関節症治療では、初診時の噛み合わせや痛みの状況、治療経過を動画で撮影させていただき、治療の変化を共有しております。顎関節症は生活習慣が治療に大きく影響するため、患者の努力や癖の改善が重要です。単なる受診時の治療だけでは改善が難しいのも顎関節症の特性です。動画を見ることで自己認識が高まり、治療の効果も向上します。
※患者の動画は個人情報をしっかり管理していますので、ご安心ください。
顎関節症は、口を開閉するときに異音がしたり、口の動きが制限されたり、顎の筋肉が痛んだりする病気です。顎は複雑な構造であり、筋肉、関節、神経が密集しています。したがって、どこかに問題があると顎の痛みや動きの制限が生じます。顎関節症が疑われる場合は、硬いものを噛んだり、口を大きく開けたりすることで症状が悪化する可能性があるので、ご注意ください。
「顎関節」は、両側の耳(耳珠)の前に位置します。
関節は耳の穴の前方約13ミリメートルにあり、指で触れながら口を開閉すると、下顎頭の動きを感じることができます。
下顎を動かす筋肉は、「外側翼突筋」「内側翼突筋」、「側頭筋(そくとうきん)」「 咬筋(こうきん)」から成り立っています。
顎関節は肘や膝の関節とは異なり、蝶番運動や滑走運動が可能です。
上記のような症状が現れた場合、顎関節症の疑いがあります。
上記の症状が現れた場合、顎関節症によるものとは限りませんが、早いうちに専門医による診察を受けましょう。
顎関節症は多因子性疾患とされています。
多因子疾患は、複数の遺伝子が影響し、生活習慣や遺伝などの要因が組み合わさって発症する疾患です。
解剖学的要因、生理学的要因、外傷要因、咬合要因、精神的要因、行動要因などが関与しますが、早期に改善可能なのは行動要因だけです。
片がみ癖 | 64.8% | |
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不良姿勢 | 59.8% | |
多忙な仕事 | 57.7% | |
TCH | 50.4% |
上記より顎関節症の主な要因には、「片がみ癖」「睡眠時の姿勢」「無意識の歯ぎしり」「頬杖」「楽器演奏時などの姿勢」「日常生活での負担」「ストレス(精神的・肉体的)」などが挙げられます。
これらの要因が重なると、顎関節症が発症します。
当院の来院者の80%以上が片がみ癖による顎関節症です。
片がみ癖は無意識行動であり、長期間続けると顎の動きに偏りや左右差が生じます。顎関節症を悪化させる習慣や誤った治療については、当院の「あなたは大丈夫?顎関節症の人がやってはいけないこと」で詳しく解説していますので、ご覧ください。
当院の顎関節症治療は、以下のようなその場しのぎの対症療法ではなく、きちんと原因から治す原因療法を行っております。
【その場しのぎの対症療法と考えられるもの】
・マウスピースをはめてただ様子をみていただく
・痛み止めを処方する
・関節腔に注射をする
・レーザを照射する
・筋弛緩薬を注射する
・温罨法
最新の知見によれば、顎関節症の治療において、マウスピースを使用して様子を見ることは無意味であり、むしろ悪化の可能性があるため避けるべきです。しかし、この情報を知らない歯科医は90%以上だと考えられます。
いしはた歯科クリニックでは、食べ方に関連した顎関節の位置のずれを修正するために、患者が気付かないうちに発生する噛み方の癖やTCH(歯列接触癖)などの習慣に焦点を当て、患者に自覚させます。また、下顎の正しい使用方法をレクチャーし、運動障害を改善する機能的な運動療法(ストレッチ療法)を行います。
初診時には、顎関節の変形や腫瘍の有無を確認するためにCT検査を行い、オリジナルのマウスピースの型どりも行っています。
初診料 | ¥15,000~¥30,000 |
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2回目以降(保険適用外) | ¥3,000程度 |
顎関節症の治療のみの来院1回 | ¥5,000 |
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顎関節症の治療のみの来院1回 | ¥5,000 |
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エミネンスクリック音は、他の2つの音とは全く異なり、関節のゆるみにより通常よりも口が広がってしまい(上下前歯の間が55〜60mm以上)、下顎頭が関節から前方に飛び出す際に明瞭に発生する音です。大きな口を開けて食事をする、拳を口に入れて遊ぶ、大声で歌うなどの習慣がある人によく見られます。また、加齢に伴い硬い食べ物を避けるようになると、咀嚼筋が衰え、関節が緩むこともあります。
大きな口を開けることを避け、咀嚼筋を鍛えることが重要です。治療の必要はありませんが、放置すると脱臼を引き起こす可能性もあります。
右側の顎関節部に痛みがあり、口を開け閉めする際に顎の周囲で音が鳴る患者さんの場合
患者さんは食事の際に常に右側の奥歯で噛む癖がありました。
一時的に右側で噛むのをやめて、下顎を意識して左前方に動かし、左側の中間の歯(犬歯や小臼歯の周辺)で食事するようにしました。この癖を治すことは、右利きの人が左利きになるようなもので、慣れるまで大変な違和感がありました。慣れるまで(1〜2週間)は食事が美味しく感じられず、食事に時間がかかるとのことでした。
右側の顎関節部の噛み癖を解消するためには、左前方で噛むことに慣れてもらい、寝るときは左側を下にして寝るようにし、一人でいるときや寝る前は下顎を左前方に動かしておくようにしました。また、鼻の下を伸ばすトレーニングなども行いました。痛みは2週間で、開け閉めの時の顎の音は1か月半で完全になくなりました。これらは当院で行った治療や指導の一部です。
当院では顎関節症を治すために様々な指示を出します。
それを素直に実行している方は症状が改善し、自分で下顎をコントロールすることが出来るようになります。
現在顎関節学会や大学病院ではクリック音(コキコキ、ジャリジャリ)は治せないとされていますが、当院の治療法ではクリック音がならない状態に治せます。
実際大学病院で治らなかった方も多数治しております。
痛みの改善には2週間~1か月、関節雑音の改善には1か月~3カ月かかることが多いです。
マップ。
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時間/曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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10:00~13:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● | / |
14:30~19:00 | ● | ▲ | ● | / | ● | ▲ | / |
▲14:30~17:30 休診日:木・日・祝日 最終受付:午前・午後の終了時間の30分前
・V-CAT応用の効果
画像左、リアクターとオフィスジェルが塗布された状態から光照射が行われるとリアクターの中のV-CATから電子が放出され過酸化水素と反応します。
画像3枚目、OH、ヒドロキシラジカルが生成し、着色物質を効率的に分解し始めます。これにより白く美しい歯にすることが可能です。
・光触媒無し
画像右から2番目、オフィスホワイトニング・ジェルが塗布された状態です。
画像右、光照射されると一部の過酸化水素が反応し、ヒドロキシラジカルに変化します。
上層部のヒドロキシラジカルを分解します。
ホワイトニングは3~4か月で色戻しますので、歯科医師・歯科衛生士に相談の上、歯の健康を考えながらホワイトニングを行いましょう。
KAZUKI.ISHIHATA