口腔外科

口腔外科

歯科口腔外科は、口腔内および顎顔面領域の疾患や外傷、異常に対する外科的処置を専門とする分野です。

この専門分野では、親知らず(第三大臼歯)の抜歯、歯のインプラント手術、顎骨の再建手術、顎変形症の矯正手術、歯や口腔内の腫瘍や嚢胞の摘出、唇裂や口蓋裂の修復手術などが行われます。

口腔外科医は、歯科医師の資格を持ちながら、さらに高度な外科的技術と知識を習得しています。

含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)

含歯性嚢胞・大宮いしはた歯科

歯が発生する組織の上皮からできる、骨に埋まっている歯の成分が袋状になったものをいいます。
よく親知らずの頭の先にできていることが多く、歯の頭を球体のようなもので囲んでいます。症状がないまま経過することが多く、エックス線写真撮影で偶然に発見される場合がよくみられますが、放置しておくと、顎の骨を溶かしながら大きくなり、隣の奥歯に影響を及ぼすことがあります。
また癌化する可能性もあるといわれています。

治療方法は?
①原因の歯の抜歯と嚢胞を摘出します。
②摘出した嚢胞は病理検査を行い、本当に嚢胞かどうかをさらに調べます。
(摘出した嚢胞は病理検査をして確定診断の参考にします。)

骨隆起

骨隆起(こつりゅうき)とは、口の中にできるコブのようなもので、部分的に骨が異常に発達・隆起し、表面が盛り上がった状態を指します。
骨隆起は、病的な突起物ではなく、通常は身体に悪いものではありません。

原因は?
遺伝的な要因や食いしばりや歯ぎしりがで力をかけ続けることで、骨隆起ができると言われています。

骨隆起を切除したほうがいいケースは?

  • 義歯作成時に骨隆起が邪魔になってしまうケース
  • 食べ物や歯ブラシなどで傷ができ口内炎になってしまうケース
  • 会話や食事に支障をきたす、舌が当たるのが気になって仕方がないなど、患者様が生活してる上で不快に感じているケース

上記にてお困りの方、ぜひご相談ください。

※診断時に画像検査(パノラマX線写真、CT写真)を行います。(保険診療:約5,000円)
※骨隆起の大きさによっては別途技術料をいただくことがあります。

矯正治療に伴う、埋伏歯の開窓・牽引

矯正治療で歯茎に埋まっている歯を動かすため、歯茎を切って、埋まっている歯を歯茎の外に露出する処置です。
埋伏歯の牽引とは自力で生えてこないと判断された歯に対し、歯茎の中に埋まっている歯冠を露出させ、フックや矯正器具を装着。両隣の歯に取り付けたワイヤー矯正の位置まで埋伏歯を引っ張ります。

埋伏歯の牽引のための歯茎の切開の場所・大宮いしはた歯科
埋伏歯の牽引のための歯茎の切開・大宮いしはた歯科
歯茎切開の様子の見る
※出血のため閲覧注意

 

 

大宮いしはた歯科では病理検査を行います

病理検査・大宮いしはた歯科

病理検査とは?

手術により取った『抜歯したところの汚れ』や、『お口の中の出来物』の細胞に顕微鏡等を用いて、その病気が何かを詳しく調べる検査です。病理検査は保険診療で行うことができるため、安心して検査を受けることができます。

病理検査を行う理由・大宮いしはた歯科

なぜ病理検査をしないといけないか?

他の歯科医院では、『抜歯した部分の汚れ』や『口腔内のできもの』を病理検査に出さずに廃棄してしまうことが多く、そのため実際の病気の種類や名前がわからないことがほとんどです。

非常に稀ですが、悪性の病気を見逃してしまう可能性もあります。病理検査を行うことで、確定診断がつき、今後の正しい治療や患者様の病気に対する理解が深まります。

当院では神奈川歯科大学副病院長 槻木恵一先生に病理検査を依頼させていただいております

よくある質問

口腔外科とはなんですか?
口腔外科とは、お口の中の歯や歯茎はもちろん舌や粘膜、その周辺の顎や顔までを対象に外科的な治療を行う診療科目です。
一般歯科では虫歯や歯周病をメインに治療しますが、口腔外科では骨や関節までを対象としています。
外傷による顎骨の骨折や歯の損傷の修復も、口腔外科の対象となります。
口腔外科で扱う病気にはどんなものがありますか?
口腔外科で治療を行う症例は親知らずの抜歯、歯のインプラント手術、顎骨の再建手術、顎変形症の矯正手術、歯や口腔内の腫瘍や嚢胞の摘出など多岐にわたります。
中でも親知らずの抜歯や口内炎の治療は代表的なものです。インプラント治療や歯が折れたり抜けたといったトラブルも口腔外科での治療となります。
一般歯科と口腔外科の違いは何ですか?
歯科の分野は一般歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科の4つで成り立っています。
一般歯科では主に虫歯の治療や歯周病、虫歯予防等、歯の健康維持と予防や日常的な口腔内の問題の解決を行います。
口腔外科は外科的な問題や複雑なケースに対応する専門分野です。
一般歯科でも虫歯や歯周病が原因の抜歯は行いますが、口腔外科では親知らずを始めとした高度な抜歯も行います。
口腔外科と一般歯科のどちらがよいですか?
患者の症状や治療の必要性に応じて、適切な専門医の診察を受けることが重要です。
一般歯科では虫歯や虫歯予防、歯周病治療といった日常的な治療を行っています。
歯以外のお口やお口周りのトラブルが含まれているのであれば口腔外科を受診するべきでしょう。
どちらを受診するかお悩みでしたら、一度大宮いしはた歯科にご相談ください。
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優しい・相談しやすい・わかりやすい説明をモットーに診療しております。

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