高血圧の方へのインプラント治療のリスク

高血圧の方へのインプラント治療のリスク

高血圧と歯の関係:インプラント治療に伴うリスク

高血圧の方へのインプラント治療のリスク|大宮駅から徒歩6分の歯医者、大宮いしはた歯科

高血圧は単に血圧が高くなる病気ではなく、心臓や脳にさまざまな疾患を引き起こす可能性があります。インプラント治療では、骨の中に人工歯根を埋め込む外科手術を行うため、高血圧の患者さんにとっては処置が難しくなる場合があり、血圧の管理が重要です。
高血圧の患者さんがインプラント治療を受ける際に注意すべき点について解説致します。

高血圧とは?

高血圧症とは、正常範囲よりも血圧が高くなる状態を指します。血圧は通常、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)で測定されます。収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上で高血圧と診断され、180mmHg以上になると重度の高血圧とみなされます。

高血圧の合併症

高血圧が続くと、圧力の高い血液が血管に負担をかけ、以下のようなさまざまな合併症を引き起こすリスクが高まります。

  • 脳血管障害:脳梗塞や脳出血など。
  • 心血管系疾患:心臓肥大、心不全、虚血性心疾患、動脈瘤など。
  • 眼障害:眼底網膜病変、眼底出血など。
  • 腎臓疾患:高血圧性腎障害・腎不全など。

高血圧患者さんの歯科治療における問題点

高血圧症の患者さんが歯科治療を受ける際には、治療がストレスとなり血圧が上昇しやすいため、脳血管障害や心血管系のリスクが高まります。

血圧が160/95[mmHg]以上の場合

要注意とされ、治療に際し細心の注意が必要です。インプラント治療など観血的処置(出血を伴う処置)をするときには、血圧の動態をモニターしておくことが要求されます。

血圧が180/110[mmHg]以上の場合

危険な状態です。局所麻酔の注射によるストレスにも耐えられない可能性があり、外科的な処置は避けなければなりません。

200/120[mmHg]以上の場合

非常に危険な状態で、インプラントのような外科手術はもとより、歯科治療そのものが出来ません。

高血圧の患者さんがインプラント治療を受ける際には、以下の点に注意が必要です。

  • 治療中の血圧管理:治療中に血圧が急上昇することを防ぐため、血圧の動態を随時モニターし急激な血圧上昇に注意をする必要があります。
  • 投薬の注意:インプラント治療に伴う抗菌薬や鎮痛薬が、高血圧の治療薬と相互作用を起こし、腎臓に影響を与える可能性があります。
    そのため、現在処方されているお薬の情報は事前にお聞かせください。
  • 歯肉増殖症のリスク:高血圧治療薬にカルシウム拮抗薬と呼ばれるものがあります。これには歯肉増殖症という副作用があります。これにより、歯ぐきの腫れが起こるため、歯磨きがしにくくなり、インプラントのメンテナンスが難しくなることがあります。

高血圧症の患者さんでも、血圧が十分にコントロールされていればインプラント治療は可能ですが、治療前に血圧をしっかり管理することが重要です。また、インプラント治療後も、適切なメンテナンスと日々の歯磨きが不可欠です。治療前後を通じて、血圧管理を徹底しましょう。

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