歯石は2種類!歯周病を進行させる歯石とは?

歯石は2種類!歯周病を進行させる歯石とは?

歯石の種類

歯石がこびりついた歯|大宮駅から徒歩6分の歯医者、大宮いしはた歯科

歯石には、歯茎の上に付着する「歯肉縁上歯石」と、歯茎の中(下)に付着する「歯肉縁下歯石」の2種類があります。

「歯肉縁上」とは、歯と歯茎の境目より上の、目に見える部分のことを指し、
「歯肉縁下」とは、境目より下の、見えない部分を指します。

通常、歯科医院では「歯肉」という言葉を省略し、「縁上○○」「縁下○○」と呼びます。

歯肉縁上歯石

「歯肉縁上歯石」は、歯と歯茎の境目の上に付着する歯石です。この歯石は白色や黄白色で、目に見えるため、通常のスケーリング(歯石除去)で比較的簡単に取り除くことができます。しかし、歯垢と異なり、石灰化した硬い沈着物であるため、自分で歯磨きしても除去することはできません。

縁上歯石は、プラークと唾液中のカルシウムなどが結びついて形成されます。特に付着しやすいのは、唾液が出る上顎臼歯部の頬側や下顎前歯部の舌側などです。歯石は清掃が難しい部分に付着しやすく、表面がザラザラしているため、プラーク(歯垢)が付着しやすくなります。歯石が付着していると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

縁上歯石やプラークが長期間付着したままだと、そこに存在する多くの細菌が歯茎に炎症を引き起こし、さらにプラークが歯と歯茎の隙間に入り込み、歯肉縁下歯石が形成されていきます。

歯肉縁下歯石

「歯肉縁下歯石」とは、歯肉縁より下、つまり歯周ポケット内の歯根部分に付着した歯石です。この歯石は、歯周病を悪化させる原因の一つです。

歯周ポケット内に付着するため、通常のスケーリングでは除去が難しく、特殊な器具を用いて行う「スケーリング・ルートプレーニング(SRP)」という治療が必要です。

縁下歯石は、黒褐色で非常に硬く、除去が困難です。付着する速度は遅いものの、歯面への固着力が強い特徴があります。さらに、縁下歯石内には多くの細菌が住んでおり、これが歯茎の炎症を引き起こし、歯周ポケットをさらに深くします。

歯周ポケットが深くなると、その内部で繁殖する細菌が歯茎だけでなく、歯を支える土台である歯槽骨をも破壊してしまいます。歯槽骨が溶けてしまうと、歯の支えが弱まり、最終的には歯がグラグラと動揺し、ひどい場合には自然に抜け落ちてしまうこともあります。

歯石や歯周病でお悩みや相談したいことがございましたら、大宮いしはた歯科までご相談ください。

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